THE FAMOUS RECORDING

70's・80'sの名盤・名曲をじっくりとお送りする
「本物の洋楽番組」にどうぞお付き合いください。

every sat. 19:00~20:00 ON AIR
【担当NA】 yadge
【番組メール】

第48回 ELTON JOHN『GOODBYE YELLOW BRICK ROAD』

2018 年 09 月 08 日

●ELTON JOHN:『GOODBYE YELLOW BRICK ROAD』(1972年)

Elton John

アメリカのビリー・ジョエル、イギリスのエルトン・ジョン。

「ピアノマン」としてこの2人が
ポピュラー・ミュージック史に残した功績の偉大さは計り知れないものがあります。

とりわけエルトン・ジョンのヒット曲は70年代~現在に至るまで
断続的に生まれ続けており、ポピュラー音楽史において
他を寄せ付けない圧倒的な音楽家としての才能を発揮し続けています。

個人的な想い出話をひとつ。

大学生時代に桑田佳祐さんのラジオ番組『サウンド・ストリート』で一度、
ハガキを読まれたことがあります。

内容は「生涯のベスト3」の曲を書いたもので、
その時に1位にした曲がエルトン・ジョンの
「サッド・ソングス(セイ・ソー・マッチ)」でした。

Elton John - Sad Songs (Say So Much) - YouTube

桑田さんの番組で自分のリクエストとしてエルトン・ジョンの曲を採用して頂いた事で、
その時から私の中でのエルトン・ジョンの存在が
絶対化したのは言うまでもありません。

90年代に入ってリリースされたアルバム
『The One』(1992年)からのタイトル曲も、また素晴らしく。

Elton John - The One - YouTube

※ピノ・パラディーノによる素晴らしいベース・プレイも必聴♪

遂にキャリアを締め括るかのようなラスト・ツアーを開始したエルトン・ジョン。

来日公演、更には福岡公演が実現することを切に願ってます!!



●THE FAMOUS ARTIST:CHRISSIE HYNDE(THE PRETENDERS)

PRETENDERS

80年代以降に登場した女性ロッカーで一番カッコよく、
そのスタイルを貫き通している唯一とも言える存在。

イギリス・ロック界最大の存在のひとつである「ザ・キンクス」の
レイ・デイヴィスとの結婚歴も、並みの人生からはかけ離れています。

しかも「憧れの存在だった人物」との結婚ですから。

更にシンプル・マインズのジム・カーとの再婚劇も二度目の驚きでした。

その2番目の旦那さんだった人のバンドと時を経て今、
ジョイント・ツアーをやるって、お互いどんな感覚なんでしょうかね??

まぁとにかく。

この方の「佇まい」は絵に描いたようなカッコよさで、
テレキャスターを手にマイクスタンドの前に立つその姿だけで
しびれるものがあります!

加えてクールな歌声も相まって、「ロック姐御」的なオーラが
瞬時に見る者の心をワシ掴みに♪

オフィシャル・チャンネルが無いのでここで映像をご紹介出来ないのが残念ですが、
機会があれば是非映像でも彼女のカッコよさを実感して下さい。

第47回 BILLY JOEL『AN INNOCENT MAN』

2018 年 08 月 25 日

●BILLY JOEL:『AN INNOCENT MAN』(1983年)

Home - Billy Joel Official Site

中学生当時。

カルチャー・クラブとデュラン・デュランという
いわばイギリス発のアイドル的存在のグループで
洋楽を聴き始めたyadgeにとって、このビリー・ジョエルのアルバムは
「アメリカン・ポップスの素晴らしさ」を教えてくれた初めての作品でした。

とにかく「ポップ」で「親しみやすい」楽曲のオンパレード♪

音楽に無知な子供が聴いても無条件に
「あっ!これいい曲だ!!」と理解できる単純軽快さ。

その典型が、やはりこの曲かと。

Billy Joel - Uptown Girl (Official Video) - YouTube

今でも日本でCMソングとして起用されている
不変の魅力を持つ強力なポップ・チューンですね!

片やこの2大バラードも、中学生のyadgeには強力なインパクトがありました。

Billy Joel - An Innocent Man (Audio) - YouTube

Billy Joel - This Night (Audio) - YouTube

世代的に彼の70年代の破竹の勢い
(アルバム『ストレンジャー』と『ニューヨーク52番街』)を原体験出来ず、
バブル・ポップ的な10年となった「1980年代」の中で彼の音楽を知ったことは、
ある種自分の音楽観を形成するには適当なタイミングだったと強く思います。

アルバム『イノセント・マン』は、50年代~60年代の古き良きポップスと、
80年代以降のニュー・タイプ・ポップスとの
「橋渡し」となった作品と言えるのではないでしょうか。

残念ながらアルバム制作から身を引いて久しいですが、
いまだに「ホームグラウンド」とも言える
ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンで長くライヴを続けている姿は、
彼が生粋のエンターテイナーであることを証明する活動にも見えます。

そのステージに、同時代を生き抜いてきたブルース・スプリングスティーンが
先頃ゲスト出演したなんて、80'sファンにはたまらないエピソードです!!

もうおそらく来日公演は実現不可能かと思いますが、
彼が遺してきた「アメリカン・ポップス史」に遺る名曲の数々は
これからも色んな場面で耳にする機会があると思います。

いはゆる「50年代~60年代」の音楽が「オールディーズ」と言われるように、
わたしにとっての「オールディーズ」は更に時が流れて
このビリー・ジョエルのヒット曲のことを指す言葉になるんだろうな、と思います♪



●THE FAMOUS ARTIST:RICK SPRINGFIELD

Rick Springfield | Official web site of songwriter, musician, actor and author Rick Springfield

いまでは日本でほとんど音楽活動情報が
紹介されることが無くなってしまったことが大変残念です。。。

先のビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーンと
同い年なんですよ!この方。

しかも全盛時と変わらぬシャープなルックスと。
なによりパワフルな歌声が衰え知らずなことも、
もっと評価され注目されるべきことなのに。

やはり「メジャー・レーベル」と「インディーズ・レーベル」の
どちらに身を置いているか?(特に日本における洋楽アーティスト状況において)が、
こういうところで差がでてしまうんでしょうね。

フー・ファイターズのデイヴ・グロールが制作した音楽映画:
『サウンド・シティ~リアル・トゥ・リール』の中で、
久しぶりに彼の姿を見た時は嬉しかったです!

サウンド・シティ - リアル・トゥ・リール | Sound City - Real To Reel

彼の存在を初めて知ったこの曲、いま聴いてもテンションが上がります~♪

Rick Springfield - Love Somebody - YouTube

オーストラリアが誇る、キャリア45年を超える貴重なロック・アーティストの
一人であるリック・スプリングフィールド。

これからも変わらぬスタンスで音楽活動を続けていって欲しいです!!

第46回 MIKE+THE MECHANICS『MIKE+THE MECHANICS』

2018 年 08 月 18 日

●MIKE+THE MECHANICS:『MIKE+THE MECHANICS』(1985年)

Mike & the Mechanics : Looking Back (over my shoulder) Tour 2019
Mike + The Mechanics - YouTube
Genesis - YouTube

マイク・ラザフォード。

80's洋楽ファンにとっては、ジェネシスのギタリストというだけでなく
自身のグループ:マイク・アンド・ザ・メカニックスの
リーダーとしての存在も忘れられません。

フィル・コリンズという才能の塊とともに
プログレ・バンド~メガ・ヒット・バンドへの
変貌を遂げるのと並行するかのように、
この「マイク・アンド・ザ・メカニックス」も、
見事にマイクの才能によってポピュラリティを獲得することに成功しました。

決して派手な存在ではなく、ギター・プレイもギンギンに
ソロをひけらかすタイプのギタリストではありませんが、
例えばこの曲でのプレイなんかにyadgeは萌えまくるのです💓
ジェネシスのシングル史上、ベスト・トラックのこちら。
Genesis - Throwing It All Away (Official Music Video) - YouTube

そしてこの曲でも同じように、ミュート・サウンドを駆使した
控えめながら楽曲の「肝」となるサウンド・プロダクションを💓
Mike + The Mechanics - The Living Years (Official Video) - YouTube

いわば「職人芸」。

とっても素敵なギタリストだと思います♪



●THE FAMOUS ARTIST:BOBBY CALDWELL

Bobby Caldwell

「ミスター・A.O.R.」。

この言葉を真っ先に思い起こさせるアーティストのひとり。

次いでボズ・スキャッグス、マイケル・フランクス、などでしょうか。

流石に当時まだ小学生そこらだったyadgeにとって
「A.O.R.」なる音楽は縁が無かったですが、
色んな洋楽を聴き経た上で、このジャンルにたどり着いた時、
何とも言えない満足感がありました。

ただひたすら「気持ち良い音楽」。

曲良し。歌良し。そして何より「演奏良し」。

ともすると「アーティストとしての記名性」が
薄れる音楽ジャンルではありますが、
逆を言えばその手のアーティストであれば
全部が「良い音楽」に聴こえてしまいます!(笑)

そうなってくると、あとは「歌い手の声質」が、
唯一の差別化要因となるのですが、
その点でこのボビー:コールドウェル、ボズ・スキャッグス、
そしてマイケル・フランクスの3人は
一聴してその人の顔が浮かぶ強力な個性があります。

例えば、名曲「ハート・オブ・マイン」。

作者であるボビーのヴァージョンと、ボズのヴァージョンを聴き比べると
「完全に二通りの楽しみ方」が味わえますよね♪

10代から20代。20代から30代。30代から40代。
そして今、40代から50代へと足を踏み入れようとしている自分にとっては、
もしかしたら「一番しっくりくる音楽」が「A.O.R.」かもしれません。

だって、人生に疲れが見えてくる今日この頃、
やっぱり音楽で「いやされたい」ですもの。

ね??

第45回 JOURNEY『FRONTIERS』

2018 年 08 月 11 日

●JOURNEY:『FRONTIERS』(1983年)

Journey

「産業ロック」

70年代後半~80年代初期のジャーニーや、
スティックス、ボストン、TOTO、フォリナーなど、
ポップな楽曲でセルアウトしたバンド群を皮肉って使われる大嫌いな言葉です。

「売れて何が悪い?」んですか??

「売れる」=「多くの人々の心を動かした証」を、
誰が批判することができるのでしょう。。。

素晴らしい演奏と歌唱、更に素晴らしい「楽曲」。

これら全てが見事に機能したからこそ、
ジャーニーがアメリカにおいて80年代を代表する
「アメリカン・ロック・バンド」としての地位を築き上げたのだと思います。

番組でどちらを特集するか悩みに悩んだ
1981年作『エスケイプ』の冒頭を飾る永遠のスタンダード曲
「ドント・ストップ・ビリーヴィン」♪
Journey - Don't Stop Believin' (Live in Houston) - YouTube

ドラマ「glee」で楽曲が起用され、
全米が再び「ドント・ストップ・ビリーヴィン」の虜に。
GLEE - Full Performance of ''Don't Stop Believing'' - YouTube

本当にいい楽曲だけが、時代を超えて聴き継がれ、
歌い継がれるという見本の1曲。

スティーヴ・ペリーの後を受けて、
現在ヴォーカリストの重責を果たし続けているアーネル・ピネダ。

ジャーニーが好きでYoutubeにカヴァー動画をアップしていたことが、
まさか当のジャーニーのメンバーの目に留まり
ヴォーカリストとして大抜擢されるという信じがたいストーリーも、
この「ドント・ストップ・ビリーヴィン」の歌詞に重なる感動のエピソード。

そのアーネルの加入で完全復活したジャーニー。

一方のスティーヴ・ペリーも長い長い沈黙を破って、ナント25年ぶりにニュー・アルバムをリリースするという歓喜のニュースが!!
元ジャーニーのスティーヴ・ペリー 24年ぶりのソロ・アルバム『Traces』が日本発売決定 - amass

まだまだこの2組のアーティストから耳が離せませんね♪



●THE FAMOUS ARTIST:JERRY GARCIA(GRATEFUL DEAD)

Official Site of the Grateful Dead | Grateful Dead
Grateful Dead - YouTube

アメリカに生まれていなければ、
このグループの「独特な存在感」を思い知ることは不可能だと思います。

サンフランシスコ:ヘイトアシュベリー。

以前、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのライヴを
サンフランシスコのグリーク・シアターという会場に見に行った時、
市内観光で「ヘイトアシュベリー」を散策したことがあります。

軒を連ねるショップの窓辺には、
ほぼジェリー・ガルシアの「ぬいぐるみ」が飾ってありました。

今思えばなんで自分のお土産に買って帰らなかったのだろう。。。!
と後悔の念が収まりません。

ヒッピー・ムーヴメントと言われる時代の「空気」と共に聴衆が群れを成し、
コミュニティにまで発展した「グレイトフル・デッド」という存在。

後にも先にもこのような独特な存在感を放つ
アメリカのロック・グループはいないと思います。

番組でご紹介した「ブラック・マディ・リヴァー」。

1987年のアルバム『イン・ザ・ダーク』のラストを飾る
静かなバラード・ナンバーです。

シングルでも無く、チャートを賑わせたわけでもありませんが、
私が大好きなミュージシャンであるブルース・ホーンズビーが
カヴァーしたことで大好きになった楽曲です。

彼らの膨大な音楽を一度に網羅することは不可能に近いですが
(数多存在するライヴ音源は特に!)、
まずはこの1曲からでも彼らの存在を知って頂けたらと思います。

それから、お時間のある方はこちらのサイトも覗いてみて下さい。
Live Dead & Company Downloads, CDs, Webcasts, Streams

あの「ジョン・メイヤー」がメンバーとして参加している
ライヴ映像が見れますよ♪

正に「泥沼を歩く」かのように、深みにはまってしまいますから。(笑)

第44回 WHITESNAKE『WHITESNAKE』

2018 年 08 月 04 日

●WHITESNAKE:『WHITESNAKE』(1987年)

Home - Whitesnake Official Site

デヴィッド・カヴァーデイルという
希代のハード・ロック・ヴォーカリストが
キャリア最大の成功を収めたのが、このアルバムでした。

一部セルフ・カヴァーのリ・アレンジに
往年のファンからは厳しい声が出ましたが、
初めて聴いたyadgeにとっては
単純に「良い曲」として耳にしたので、
その声はどうでもいいことでした。

とにかく各楽曲の「POPさ」と「適度なハード・ロック感」が
絶妙なバランスで機能していたと思います。

♪Still Of The Night
Whitesnake - Still Of The Night - YouTube

♪Here I Go Again(全米1位!)
Whitesnake - Here I Go Again '87 - YouTube

♪Give Me All Your Love
Whitesnake - Give Me All Your Love - YouTube

番組内でもお話ししました通り、
レコーディング・メンバーを全員代えてミュージック・ヴィデオ要員として
新たに招集されたメンバーのまぁ、豪華だこと!!!

エイドリアン・ヴァンデンバーグ(Gt)、
ヴィヴィアン・キャンベル(Gt:現デフ・レパード!)、
ルディ・サーゾ(Ba)、トミー・アルドリッジ(Dr)。

しかも、このメンバーでツアーをやったかと思えば
次作の『SLIP OF THE TONGUE』(1989年)では
早くもヴィヴィアン・キャンベルに代わるギタリストとして
スティーヴ・ヴァイを迎えるも、
そのスティーヴもわずか1作での参加に終わり、
その後も延々とギタリスト及びメンバーを入れ替えながら活動を続けています。

10月にはこれまでのアコースティック・パフォーマンスを集めた
企画アルバム『Unzipped』がリリースされます。
ホワイトスネイク、多数のレア音源を含むアコースティック・パフォーマンス集『Unzipped』発売 - amass

同じ頃、かつてデヴィッドがメンバーとして活動していた
ディープ・パープルの最期となるジャパン・ツアーが行われます。
DEEP PURPLE - ウドー音楽事務所
(福岡公演は10/22@福岡サンパレスにて!)

今年の秋は往年のハード・ロック・ファンには嬉しい季節になりますね♪



●THE FAMOUS ARTIST:GEDDY LEE(RUSH)

Rush.com | Official News and Information about the Legendary Rock Band Rush
Rush - YouTube

ロック史において「最強トリオ」と称されるバンドがいくつか存在します。

エリック・クラプトンが率いた「クリーム」。
スティングが率いた「ザ・ポリス」。
そしてカナダが誇る最強のロック・バンドが、
ゲディ・リーがヴォーカル&ベースを務める「ラッシュ」です。

1974年のデビュー以来、キャリア40年強。

高度な演奏とプログレッシブ・ロック的なドラマティックな楽曲の数々で、
全世界に熱狂的なファンを持つ孤高のバンドです。

とにかく個々のメンバーの演奏力を追いかけるだけで終始、精一杯。。。(笑)
スタジオ・アルバムはともかく、
その演奏力はライヴで更に輝きを放つものですからタチが悪いのです。

彼らの魅力に憑りつかれてしまったら、
もう他のロック・バンドが聴けなくなるくらいの中毒性があります。

名盤と言われるアルバム多数。
※中でも『MOVING PICTURES』(1981年)は必聴♪

先頃、RUSHとしての活動の終焉とも言える声明が発表されましたが、
彼らが遺してきた最高峰のロック・ミュージックは
これからもロック史において模範とされる教科書として
語り継がれていくことでしょう。

ポール・マッカートニーやスティングも
「ベースを弾きながら歌える名人」ですが、
このゲディ・リーはその2人をも超える超絶プレイをしながら歌う、
とんでもないプレイヤー兼ヴォーカリストです。

この番組で初めてRUSHというバンドの存在を知ったそこのあなた!!

へなちょこな音楽に飽きたら、
このRUSHをじっくりお聴きになることをおススメします。