2024 年 12 月 21 日
今週のアンテナ・カフェ📡は、
「映画:戦場のメリークリスマ」をご紹介🎥
2023年に他界された世界的音楽家・坂本龍一さん。
その坂本龍一さんが31歳の時に出演し、テーマ曲も作られた映画が
「Merry Christmas, Mr.Lawrence」『戦場のメリークリスマス』
大島渚さん監督。1983年日本公開。
原作は南アフリカの作家、ローレンス・ヴァン・デル・ポストの短編集『影の獄にて』
戦闘シーンのない戦争映画で、出演は全て男性。
東洋と西洋の文化の対立と融合というテーマは時代を超えて訴えかけてきます。
当時、デヴィッド・ボウイ、坂本龍一、ビートたけし、内田裕也など
俳優が本業でない個性的なキャスティング.も話題になりました。
見るたびに違う側面が見えたり、印象を持ったり、理解できたり。
映画が纏う独特の空気も含め、自分の中で大好きで大切な1本です。
余談ですが。
以前、坂本家のルーツを辿るTV番組を見ていたら、
ご先祖は〜朝倉市・甘木で料亭を営まれていたそうです。
なんとお爺様もお父様も福岡の甘木生まれ。
お父様が終戦を迎えたのは福岡の筑紫野で、
終戦後は甘木で同人誌など文学活動を始められてそうですが〜東京の出版社へ。
その出版社で発掘された新人作家が、当時大蔵省で働く役人だった三島由紀夫さん(!)
という福岡にご縁のあるエピソードも。
お亡くなりになって来春で2年ですが、
今日から東京都現代美術館にて『坂本龍一 ¦ 音を視る 時を聴く』 が開催されます。
2024年12月21日~2025年3 月30日(日)
また、2025年2月開催の第67回グラミー賞で、
最期のピアノコンサートを収録したアルバム『Opus』が、
最優秀ニューエイジ、アンビエント、チャント・アルバム賞にノミネートされています。
どうしてもこの季節に聴きたくなるこのメロディーに、
盟友David Sylvian(exJAPAN)ボーカルバージョン♪「禁じられた色彩」を。